絶好調20歳、また壁破る 田中、トラブル乗り越え圧倒―セイコー陸上

引用元:時事通信
絶好調20歳、また壁破る 田中、トラブル乗り越え圧倒―セイコー陸上

 今季絶好調の20歳が、また一つ壁を破った。女子1500メートルに臨んだ田中が14年前の日本記録を大幅に更新。狙い通りにタイムをたたき出し、「記録を見てとてもうれしくて、安心している」と表情を緩めた。

 靴底の厚さが規定内でなかったことから、レース前に急きょ使用するシューズを変更。「頭が真っ白の状態」だったというが、予期せぬトラブルも難なく乗り越えた。

 400メートルを66秒、800メートルまでは65秒のハイペースでレースを引っ張る。ラストは一段と加速し、残り300メートルを48秒で走り切った。昨年の日本選手権覇者の卜部蘭(積水化学)も置き去りにし、小林祐梨子さんの日本記録を2秒59も上回った。

 この夏は、コロナ禍でたまったエネルギーを爆発させるかのような快走続き。7月に1500メートルで日本歴代2位をマークし、3000メートルでは日本新。同じ兵庫県小野市出身の小林さんと最近話す機会があったそうで、「(この)うれしい気持ちを祐梨子さんに伝えたい」と報告を心待ちにする。

 来夏までの1年間で、さらに成長が見込める伸び盛り。「東京五輪がここで開催される時に、きょうのような走りをお見せできるように精進したい」と力強く宣言した。 

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