夏でも海外勢は2時間25分切ってくる/野口みずき

引用元:日刊スポーツ
夏でも海外勢は2時間25分切ってくる/野口みずき

1年延期となった東京オリンピック(五輪)の女子マラソンまで、再びちょうど1年となった7日、札幌市内のコースの気温と湿度を走る時間に合わせ、日刊スポーツが5キロごとに独自計測してみた。東京は暑すぎるという理由で、国際オリンピック委員会(IOC)が急転直下で開催地を札幌に変更したのが昨年秋。本当に暑さは和らぐのか-。それを確認すべく、当初の計画では1年前のはずだった昨年8月2日に日刊スポーツが東京で実施した同様の調査データと比較すると、気温は約3~9度低い結果に。よりスピードが求められることが浮き彫りとなった。(数字は日刊スポーツ調べ)

【写真】日刊スポーツの独自計測ではゴール地点は26.9度だった

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東京のように気温、湿度ともに高いと海外勢も元気がなくなることが増える。ただ、この日の札幌のように過ごしやすい気候で気温も30度を切れば、海外勢は夏マラソンとはいえ、2時間25分を切ってくる。

気候、天候に加え、札幌はコースに細かいカーブが多い点も気になる。うまく走ることができれば競り合う相手にダメージを与えることができ優位に立てる。一方で、コーナーは体に負担が掛かる可能性も考えられる。疲れないよう、足首もしっかり鍛えた方がいい。

コースの幅が狭い場所も多い。集団の真ん中にいると、動きにくくストレスがかかるだろう。位置取りを両端にするなど、考えてレースを進めないといけない。できれば、後ろより前の方がいい。とにかく早い段階で動きやすいリズムを作ること。日本勢は、地の利を生かし、しっかり下見すれば、戦いやすくなる。(04年アテネ五輪女子マラソン金メダリスト)

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