「短期決戦」、勢力図変わるか ア、ナ両リーグ―60試合のメジャー(3)

引用元:時事通信
「短期決戦」、勢力図変わるか ア、ナ両リーグ―60試合のメジャー(3)

 2カ月余りで消化される予定の60試合は、通常の162試合の4割未満。新型コロナウイルスの影響による異例の今季を、米ヤフースポーツ(電子版)は「例年のマラソンではなく短距離走だ」と表現した。短期決戦ではア、ナ両リーグの勢力図が大きく変わる可能性がある。

 昨年のワールドシリーズ覇者ナショナルズは、開幕から60試合の時点ではナ・リーグ東地区4位。開幕直後の低迷もあり、プレーオフ圏外にいた。データサイト「ファングラフス」が発表した今季の順位予想によると、各リーグのプレーオフ進出ラインは32勝前後。スタートダッシュの重要度が増し、主力選手の離脱や打線の不調はより大きな重みを持つことになる。

 通常のシーズンでは、後半に入るとゲーム差が開き、上位争いから脱落した球団が若手の育成やチームの再編に重点を移すことも珍しくない。だが今季は、より多くのチームがプレーオフ争いに加わることが見込まれ、米大リーグの公式サイトは「少なくとも20チームにチャンスがある」と予想。シーズン終盤の攻防は、見どころの一つとなりそうだ。

 短期決戦のカギとして、先発投手陣の安定感などが挙げられる中、スポーツ専門局ESPN(電子版)をはじめ、複数の米メディアが躍進を予想するのが、筒香嘉智外野手が加入したレイズ。昨季はア・リーグ東地区を制したヤンキースに7ゲーム差の2位だったが、充実した投手陣に加えて勢いのある若手の存在、型破りな戦略への対応力が強みという。ニアンダー・ゼネラルマネジャーは「60試合制で拡大された登録枠を、最大限に活用する方法を考えていく」と自信を示している。 

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