引用元:ベースボール・マガジン社WEB
陸上競技マガジンが把握している2019年度の記録で2020年シーズンの高校生最新ランキングを集計。種目ごとのトップ10とランキング1位の選手を紹介していく。各地でインターハイ予選の中止が決まる厳しい状況だが、静岡インターハイの無事開催を切に願う。
高2で全国大会二冠、アツオビン・ジェイソン(大阪桐蔭高3年・大阪)3月31日に規模を縮小して行われた奈良県北和記録会の男子砲丸投で、5投目に18m23をマーク。2015年の和歌山インターハイで幸長慎一(生光学園高・徳島、現・四国大院1年)が樹立した高校記録を2cm超えた。
墨江丘中時代から高校1年まで全国大会に出場したことはなかったが、2年生になった昨年に飛躍。沖縄インターハイを16m89で制し、翌週には大阪の大会で高2歴代5位の17m02と自己記録を更新。10月のU18日本選手権は16m87で優勝を果たし、全国大会二冠を手にした。
冬期には、同世代の跳躍選手並みだという持ち前のバネを生かして、上半身を強化。バランスの良い体づくりを行ってきた。また、年末の合宿では元・日本記録保持者の山田壮太郎コーチの指導を受け、技術を磨いた。
今夏には、幸長が大学1年時に樹立したU20日本記録(19m07)の更新を目指すという。静岡インターハイでは同種目8人目の連覇と共に、大記録の誕生を予感させる。
文/石井安里新年度高校生男子砲丸投10傑順位 記録 選手名 所属・学年
1)17.02 アツオビン・ジェイソン 大阪・大阪桐蔭高3
2)16.40 杉村 武紀 大阪・北野高3
3)16.07 仁子 晃希 徳島・生光学園高3
4)15.99 上内 達司 香川・四国学大香川西高3
5)15.77 井上 翼 東京・東京高3
6)15.65 北原 博企 新潟・開志国際高3
7)15.50 花田 李樹 福井・敦賀高3
8)15.45 小森 直吏 山梨・身延高2
9)15.43 競 友哉 兵庫・市尼崎高3
10)15.37 上野 元暉 京都・花園高3
※2019年度に高校1・2年生と中学3年生がマークした記録を集計(2020年3月16日把握分)。高校生ランキング50傑は現在発売中の陸上競技マガジン5月号に掲載しています。 陸マガ編集部