東京五輪1年延期で「世界水泳」と合弁開催のトンデモ案が浮上

引用元:FRIDAY
東京五輪1年延期で「世界水泳」と合弁開催のトンデモ案が浮上

東京五輪の通常開催が頓挫した。

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長や安倍晋三総理が「開催に自信を持っている」と繰り返すウラで、3月頭から米政府が「今年の開催はまずない」と一部の航空会社やホテルチェーンに通達していたのは本誌既報の通り。

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バッハ会長と安倍総理は3月24日に電話会談を行い、「1年程度の延期」で合意したが、主導権を握っているのは、残念ながらこの二人ではない。

「IOCと’32年まで五輪の独占放映契約を結んでいる米テレビ局のNBCユニバーサルです。IOCの収入の7割強が1大会あたり2000億円以上とも言われる放映権料ですが、その大半を支払っているのがNBC。つまり、IOCはNBCの意向には逆らえないのです。NBCのレッドラインは『アメリカ代表の参加』。アメリカ国内で感染爆発が起きて、3月19日に政府が国民に海外渡航中止を勧告しました。

翌日、アメリカの水泳連盟が東京五輪の1年延期を求める要望書を米オリンピック・パラリンピック委員会に提出。21日には米陸上競技連盟も同じ要望書を提出した。この時点で、東京五輪の今年7月の開催は消滅していたのです」(在米ジャーナリスト・伊吹太歩氏)

そこからわずか3日で延期が決定。

新しい開催時期の選定も、もちろんアメリカファーストで進められている。米政府とつながりのある大手企業には、こんな仰天プランが伝えられていた。

「世界水泳との”合併”ですよ。世界水泳は来年7月、福岡で開催される。同じ日本でやるなら同時にやってしまえというわけです。カール・ルイスが言っていた『2年延ばして’22年に開催』案は厳しいでしょう。

選手が2年先に再びピークを持っていくのは難しいし、年齢制限に引っかかる選手も出てくる。選手が入れ替わり、別の大会になってしまいますから。『世界で力を合わせてコロナに勝ち、オリンピックを成功させよう!』と盛り上げて、11月の大統領選にも勝つ。それがトランプ陣営の描くシナリオです」(IOC関係者)

五輪競技で、アメリカ国民に最も人気があるのが陸上だ。当初、トランプ大統領は来年8月に米オレゴン州で開催される世界陸上と”合併”させたがったというが、このプランは頓挫したようだ。

「もしオリンピックが1年延期になるなら、世界陸上もズラすことになる。米陸上競技連盟からそう聞いている。アメリカで初めて開催される世界陸上ですから、同時開催はありえないでしょう」(地元紙『オレゴニアン』のケン・ゴー記者)

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の高橋治之理事はメディアに「2年の延期を進言する」と話しているが、組織委員会関係者は否定する。

「彼なりに観測気球を上げたつもりだろうが、森(喜朗会長)さんは『勝手なことを言いやがって』と怒り心頭だったよ。というのも、1年延期するだけで、選手村として使った後に分譲する高級マンション群の借り上げ費用や、警備など五輪のために雇った人材の人件費などがまるまる1年分、増えることになる。ただ待つだけで、日本は5~7兆円もの巨額の負担を背負うことになると言われている。2年延期なんてとんでもない」

一方、東京五輪を牛耳る米企業は「保険で経費までカバーされるから、延期になっても大きな損失は出ない」(前出・伊吹氏)というから皮肉である。



『FRIDAY』2020年4月10日号より FRIDAYデジタル

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