世界陸連のコー会長 五輪の春開催否定せず 「東京でマラソン」に含み

引用元:産経新聞
世界陸連のコー会長 五輪の春開催否定せず 「東京でマラソン」に含み

 東京五輪の延期決定を受け、世界陸連のセバスチャン・コー会長が27日、産経新聞などとのテレビ電話インタビューに応じ、五輪が当初日程より涼しい時期に開催された場合、マラソンを東京で実施する可能性に「推測を始めるには早い」と断りながらも「議論すべき課題だと思う」との見解を示した。

 新たな五輪の開催時期については「全競技のニーズの大半を満たす日程を考え出そうとしている。あらゆる可能性がある」と、夏だけでなく春開催の可能性も否定しなかった。

 来年の東京五輪開催のため、21年の世界選手権(米オレゴン州)を22年にずらすことについては、「まずは五輪の日程を決めることだが、可能だ」と、柔軟に対応する方針を示した。

 東京五輪の延期決定について「正しく、痛みを伴う決断だった。それはアスリートとボランティア、役員が望んでいたものだ」と評価。そのうえで、2012年ロンドン五輪の大会組織委員会会長を務めた経験を踏まえ、「東京の組織委員会や国際社会が直面しているいくつかの課題について誰よりも良く分かっている」と心を寄せた。

 世界陸連では▽選手をできるだけ早く安全に競技に復帰させること▽今後、数週間で新しい五輪の予選システムを見直すこと▽競技日程を再編成すること-などを目指すとしている。

 世界陸連が本部を置くモナコは都市封鎖状態にあり、コー会長はロンドンの自宅から取材に応じた。

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