新厚底シューズが衝撃デビュー!大迫「どれだけ助けてくれたか、これから考えていく」/東京マラソン

新厚底シューズが衝撃デビュー!大迫「どれだけ助けてくれたか、これから考えていく」/東京マラソン

 東京マラソン(1日、東京都庁前発-東京駅前・行幸通り着)2時間5分29秒の日本新記録で日本勢最高の4位に入った大迫傑(28)=ナイキ=ら多くのトップ選手が、スポーツ用品大手ナイキの最新モデル「エアズームアルファフライネクスト%」を着用した。男子は新たな日本記録が生まれ、17位までが2時間7分台をマーク。女子も外国勢の上位2人が大会新記録だった。陸上の長距離界を席巻し、規制の是非をめぐって議論を巻き起こした「厚底シューズ」が、東京五輪切符の懸かった大一番の高速化に一役買った。

 早春の東京で、緑の旋風が巻き起こった。ナイキの新作モデル「エアズームアルファフライネクスト%」を履いた大迫が、自身の持つ日本記録を21秒更新した。

 「ナイキの新しい技術を使うことができるのは僕らにとって強み」

 大迫は所属先のナイキが発売する新作とあって早くから緑色の「新厚底シューズ」で練習。昨年12月中旬から行ったケニア合宿に持ち込み、感触を確かめてきた。

 正月の箱根駅伝では、ピンク色の前作「ヴェイパーフライネクスト%」を履いた学生ランナーが好記録を連発。規制の是非をめぐって論争が展開される中、ナイキはワールドアスレチックス(世界陸連)が定めた新規定に基づき、最新モデルを発売したばかり。今大会が主要なレースでは日本初披露だった。靴底の厚さが上限4センチに収まるかなど事前チェックも行われた。大迫は早速、前作から厚さが0・25センチ増の3・95センチ、前足部に伸縮性と反発力を向上させるという「エアポッド」が新たに付けられた最新モデルを着用して日本記録をたたき出した。

 「シューズも進化するのは当たり前。前と比べたら(性能が)いいというのはわれわれも分かっている。新しいシューズに合った走りをした。選手が努力した結果」と日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(63)。シューズの進化によるレースの高速化を歓迎した。

 新厚底シューズは、この日からアプリ会員限定でトップランナー向けに先行販売(税込3万3000円)された。「どれだけシューズの効果があったかは言いにくい。どれだけ(この靴が)助けてくれたか、これから考えていく」と大迫。新アイテムを携え、東京五輪に挑む。

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