福島・須賀川市が「幸吉賞」創設 国際大会入賞者に授与 円谷選手の出身地

引用元:毎日新聞
福島・須賀川市が「幸吉賞」創設 国際大会入賞者に授与 円谷選手の出身地

 1964年の東京オリンピックのマラソン銅メダリスト、円谷幸吉選手の出身地である福島県須賀川市は来年度、市内在住または出身で国際大会で入賞した選手に授与する「幸吉賞」を創設する。後進を育成する目的で五輪・パラリンピックの強化指定選手への奨励金制度も設ける。また、県内を走る東京五輪の聖火リレーを盛り上げ、円谷選手の功績を改めて顕彰する取り組みの準備を進めている。【笹子靖】

 幸吉賞の対象大会は五輪・パラリンピックや世界選手権などで、競技種目は問わない。制度は新年度からだが、特例として、いずれも同市出身で昨年夏のユニバーシアード陸上男子ハーフマラソンで金メダルを獲得した相沢晃選手(東洋大4年)と、同1万メートル銀メダルの阿部弘輝選手(明治大4年)に第1号の幸吉賞を贈る。

 奨励金も競技種目は問わず、日本オリンピック委員会(JOC)または日本パラリンピック委員会(JPC)の強化指定選手に認定されたアスリートに50万円を支給する。同市の橋本克也市長は「遠征費などで経済的負担が大きい選手たちをバックアップしたい」と話している。

遺品の移動展示も

 今年の東京五輪の聖火リレーは、28日に須賀川市内の約2・6キロを走る。同市は56年前の前回五輪で市内を走った聖火リレーの際と同様、中継地点などをサルビアの花で飾る。一部区間では高校生にサルビアの花鉢を持ってもらい、ゴール地点の市役所駐車場などでは吹奏楽による応援を予定している。

 また、同市は昨年の台風19号の浸水被害で休館中の須賀川アリーナに併設している「円谷幸吉メモリアルホール」の収蔵品を、20~29日に市民交流センター「tette」に移動して展示する。円谷選手が獲得した銅メダルやレースで履いたマラソンシューズなどを、多くの人が見られるようにしたいという。

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