東京マラソン、一般走者の出場取りやめ決定…五輪代表狙う選手らの大会に

 新型コロナウイルスの感染が国内で拡大していることを受け、東京都内で3月1日に開催される「東京マラソン」の主催団体が、約3万8000人に上る一般ランナーの出場を取りやめることを決めた。

 東京マラソンは2007年に始まり、毎年100万人規模の観客が沿道に集まる国内最大規模の市民参加型マラソンとして親しまれてきた。大会は東京五輪男子マラソンの代表選考会も兼ねており、今回の出場者は日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)、設楽悠太(ホンダ)両選手ら200人程度の異例の大会となる見通しだ。

 運営に携わる約1万1000人のボランティアについても、態勢を大幅に縮小する方向で検討が進められているという。

 主催する東京マラソン財団はすでに、今月1日時点で中国に住む約1800人に参加自粛を要請し、大会当日も希望者にマスクを配布するなどの対策を取る予定だった。だが、都内で感染者が増え続けている状況を踏まえ、複数の縮小案を協議。その結果、「感染拡大の防止が最優先」(大会関係者)などとして、一般ランナー全員の出走を取り消す方針が固まったという。

 出場者が支払った参加費の払い戻しなどは今後、財団が検討を続けるが、大会本番まで2週間を切った段階での決定となり、交通手段や宿泊場所などを確保していた一般ランナーの間で混乱が広がる可能性もある。