瀬古氏「日本人が有利じゃないか」 五輪マラソンコースは7連続直角カーブが鍵

瀬古氏「日本人が有利じゃないか」 五輪マラソンコースは7連続直角カーブが鍵

 日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは5日、札幌で開催される東京五輪のマラソンコースについて、1月中旬に視察したことを明かし、北大キャンパスに入った直後に待ち受ける7連続の直角カーブがポイントと指摘。「体が小さい日本人の方が有利じゃないか」と期待を込めた。5日に福岡市であった日本選手権クロスカントリーの記者発表の後、報道陣の質問に答えた。

【地図】東京五輪マラソンコース

 瀬古リーダーは北大キャンパスに入った直後に待ち受ける7連続の直角カーブについて「足の筋肉を使うし、バランスが崩れたり転倒したりといったアクシデントがあるかもしれない」と分析。レース終盤に通る難関を警戒しつつも「体が小さい日本人の方が有利じゃないか」と期待を込めた。

 昨年12月に発表されたコースは変則的な周回コースで、北大キャンパス内を20キロ前後、30キロ前後、40キロ前後と、3度通る。7連続の直角カーブは、3度とも走ることになるだけに、現地を視察した瀬古リーダーはここを重要視している。

 女子日本代表に決まっている前田穂南(天満屋)と鈴木亜由子(日本郵政グループ)が、毎夏開催の北海道マラソン(今年は五輪のため休止)で、7連続の直角カーブを走っている点もプラス材料と捉え「男子より女子の方がアフリカ勢との力の差がそれほどなく、メダルに近い」と分析した。

 一方で高低差は43・6メートルとなり、東京で予定されていたコース(33メートル)より大きくなるものの、10キロ以降は起伏が小さくなる点を懸念。「涼しくなってスピードが出ると(アフリカ勢が)力を出してしまう。多少の暑さは願っている」と気温を気に掛ける。2016年リオデジャネイロ五輪で入賞ゼロに終わった男子についても「メダルは厳しいが、粘れば入賞はいけるのではないか」との見通しを語った。 (末継智章) 西日本スポーツ

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