大阪国際女子マラソンV・松田瑞生、奨励金1000万円の使い道は…母の歯治します

引用元:スポーツ報知
大阪国際女子マラソンV・松田瑞生、奨励金1000万円の使い道は…母の歯治します

 東京五輪マラソン女子代表の3人目を選考するMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジ第2戦の大阪国際女子マラソン(26日)を、日本歴代6位の2時間21分47秒で制した松田瑞生(24)=ダイハツ=が27日、大阪市内で会見した。派遣設定記録の2時間22分22秒を突破し代表入りへ前進。日本実業団連合から、2時間21分59秒以内の選手に贈られた奨励金1000万円は、母・明美さん(54)の歯の治療などに使うことを明かした。

 絶えない笑顔が松田の充実感を物語っていた。眠い目をこすり、筋肉痛の残る体で現れた午前7時からの一夜明け会見。「まだ実感はないです。とりあえず眠くて」と、報道陣を笑いに包んだ。レース2日前には明美さんから「自信を持って挑みなさい」と直筆の手紙を受け取った。「家族が一番の支えで、大きな存在。もう自信を持って走るしかない」と腹をくくって五輪代表を引き寄せた。

 「お寿司大作戦」と銘打って臨んだ。大会前は体調を考慮して生ものを控えていたが、レースを終えて“解禁”。「幸せでした、本当に! しっぽが揺れるくらい大きい車エビとか、赤貝、ホッキ貝、つぶ貝…。新鮮でおいしかったです。やばかったです…うふふ。瀬古(利彦、日本陸連長距離・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー)さんもフラッと来て『おめでとう!』と言って、あとは日本酒を飲んで消えていきました(笑い)」と大興奮だった。

 奨励金1000万円は「貯金します」と堅実な一面も。だが、母から「歯の治療代が欲しい」とおねだりされ「それにはお金使おうかなと。70万するので…。昨日も電話で『ありがとうございます!』とめちゃくちゃ喜んでました」と母のモノマネを交えて明かした。

 今後は約1か月の休息に入るが、3月の名古屋ウィメンズで松田の記録を上回る選手が出なければ、3人目の五輪代表になる。母からは「もうメダル置くところ空けたから!」と言われており、あとは結果を待つだけだ。(太田 涼)

 〇…万が一、名古屋ウィメンズの日本人トップ選手が松田と同じ2時間21分47秒をマークした場合は順位やレース展開、タイム差、気象条件等を総合的に勘案。その上で強化委員会が選考案を作成、選考委員会で選考、理事会にて決定というプロセスを経ることになる。

 ◆瑞生に聞く

 ―昨夜は。

 「部屋でお母さんや親友と電話していました。寝たのは3時くらい」

 ―東京五輪への思いは。

 「まだない。MGC後は、大阪へ向けてどうするかということしか考えてこなかった」

 ―これからの1か月は。

 「バンクーバーの友達の所へ行ったりします。(飛行機は)マイルで、ですけど(笑い)」

 ―1000万円は貯金。

 「周りから『お金を大切にしなさい』とか『金に集まってくる男に気をつけろ』と言われるので」 報知新聞社

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