箱根駅伝あす号砲、往路混戦「花の2区」でエース激突

 大会創設100周年となる第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)は2日午前8時、号砲を迎える。連覇を狙う東海大を青学大、東洋大、駒大、国学院大などが追う構図の中、数々の名選手が覇を競ってきた「花の2区」が混戦模様の往路のカギを握りそうだ。

 今大会は出雲を制した国学院大、予選会1位の東京国際大など、前半勝負を仕掛けて往路優勝争いに絡みそうなチームが増えた。近年は2区を「つなぎ」と考えることもあった強豪校も23・1キロの往路最長区間を重視し、替えのきかないエースをエントリーしてきた。

 軸は東洋大の相沢晃(4年)だ。「学生最強」と評される相沢は「(先導の)白バイを抜かす勢いで中継所に駆け込みたい」と意気込む。酒井俊幸監督も「箱根から世界へ、を体現するため、マラソン挑戦の足がかりになるような走りをしてほしい」と期待する。

 東海大は初の箱根となる塩沢稀夕(きせき)(3年)を置いた。補欠に全日本でアンカーとして逆転優勝に貢献した名取燎太(3年)を残し、両角速(はやし)監督は「名取を2区にと考えてきたが、塩沢の調子がよかった」と語る。塩沢の飛躍で層が厚くなり、ここで期待に応えれば連覇が見えてくる。

 青学大は岸本大紀(ひろのり)(1年)を抜てきした。原晋(すすむ)監督は一色恭志(いっしきただし)(GMOアスリーツ)ら歴代エースと比較して「最も能力が高い」と評価し、「往路はどこが勝つかわからない戦国状態。岸本はいい勝負をしてくれるはず」と信頼する。

 レースを動かしそうなのが国学院大の土方英和(4年)と東京国際大の伊藤達彦(4年)。前回2区7位でチームの往路3位に貢献した土方、予選会日本人トップの伊藤の出来は、台風の目となり得る両チームの展開を左右する。

 留学生も注目だ。日大はドゥング(1年)、拓大はレメティキ(1年)、創価大はムイル(4年)と、1万メートル27分台のスピードランナーを配置。国士舘大もビンセント(2年)を起用し、留学生が2区のペースを引き上げそうだ。

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