東京五輪は新記録ラッシュ!? 新国立「高速トラック」の秘密

引用元:東スポWeb
東京五輪は新記録ラッシュ!? 新国立「高速トラック」の秘密

 東京五輪の花形競技で、記録ラッシュが見られるかもしれない。先月30日に完成した新しい国立競技場の陸上トラックには、世界記録の約7割を生み出したモンド社(イタリア)のトラックを採用。「高速トラック」と呼ばれるが、なぜ好記録が誕生するのか?

 速さの秘訣は2層に分かれたトラックにある。上層部には弾力の強いゴムを使用することで、押し上げる力が従来のウレタン素材の2倍に。さらにゴム製のトラックは滑りにくいとされることから、モンド社の製品を日本で代理販売するクリヤマの担当者は「抵抗を減らすためにピンなしのスパイクがはやっている中で、選手たちの評判はいい」と話す。陸上男子100メートル前日本記録保持者の桐生祥秀(24=日本生命)もピンなしのスパイクを使用しており、追い風になるとみられる。

 下層部には、ハチの巣のように正六角形の穴が並べられている。同担当者は「穴の中に空気が入っているため、その空気が押されることで反発力が生まれる」と説明。実際に、日本で初めてモンド社のトラックを使用した陸上競技場(鳥取)でのレースでは、出場者の約68%が自己ベストを更新しているという。

 選手たちの評判も上々だ。21日のオープニングイベントでトラックを走った100メートル9秒98の日本歴代2位の記録を持つ小池祐貴(24=住友電工)は「タータン(ゴム製の舗装)が非常に硬くて反発をもらいやすいような感じですし、走りやすいと思う。記録的にはいいかもしれない」と絶賛。100&200メートル世界記録保持者のウサイン・ボルト氏(33=ジャマイカ)も「もちろん(好記録が出る)可能性はあると思います。いい記録が出ると信じています」と太鼓判を押した。期待は膨らむばかりだ。

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