桐生祥秀「トラック、硬さ気にならない」 新国立で試走

桐生祥秀「トラック、硬さ気にならない」 新国立で試走

 来年の東京五輪の開閉会式や陸上競技の舞台となる国立競技場で21日、一般市民を交えたイベントがあり、室伏広治や野口みずきら五輪金メダリストとともに、男子100メートルの前日本記録保持者、桐生祥秀(日本生命)が初めて新しいトラックに足を踏み入れた。エキシビションで200メートルを軽く走った桐生は「あと半年くらい経ったらここで本番があるので、イメージしながら走れて良かった」と語った。

【写真】イベントにゲスト参加し、言葉を交わす(左から)吉田沙保里さん、野口みずきさん、桐生祥秀選手=2019年12月21日午前、林敏行撮影

 トラックの硬さなどについては、先日、一足早く感触を確かめた日本陸連の麻場一徳強化委員長が「硬さや反発力の強さは、自分が乗っかった中で新しい国立競技場以上に硬いものはない」と語り、短距離選手の肉体へのダメージを心配したほどだった。

 一方で、もともとトラックの硬さなどについて頓着しないタイプの桐生はこの日も「硬さは気にしていない。それよりも、競技場の雰囲気を感じられて良かった。競技場は観客によって変わるものだから」と感想を話した。

 今回のトラックは、五輪では1992年のバルセロナから8大会連続でイタリアのモンド社製のもの。推進力を得やすい優れた反発力が特徴で、一般に「高速トラック」と言われている。モンド社によると世界陸連が公認している世界記録のうち7割がモンド社製のトラックで誕生している、という。東京五輪に向けては紫外線などによる表面の劣化を防ぐ耐候性に優れた製品になっている。

朝日新聞社

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