服部勇馬、五輪周回コース歓迎 沿道の声援力に/マラソン

服部勇馬、五輪周回コース歓迎 沿道の声援力に/マラソン

 2020年東京五輪男子マラソン代表の服部勇馬(26)=トヨタ自動車=が19日、愛知・田原市内で取材に応じ、札幌市で開催されるレースが周回コースに決まったことを歓迎した。

 ようやく決着した会場移転の問題を前向きに捉えた。周回コースなら、沿道から何度も声援を受けられる。「より多くの人に応援してもらえれば力になります」。服部はファンの声をエネルギーに変えるつもりだ。

 10月に端を発した移転問題は、この日協議が終わった。マラソンは札幌市中心部の大通公園発着で、約20キロのルートを1周した後、約10キロを2周する変則的な周回コースに決定。当初の予定から1時間遅くなった午前7時に号砲が鳴る。服部は「その1時間は大きい。体は楽」と歓迎した。

 周回で行われた12年ロンドン五輪の映像を見て、想像を膨らませていたという。「札幌は分からないけど、(ロンドンは)道が狭くてカーブが急だった。周回だからこそ危ないのかな」。来年4月に最初の下見に向かう予定で、本番に向けてイメージを明確にする。

 「(コースは)平坦。2回の成功例をベースにやることが大事」とトヨタ自動車の佐藤敏信監督。優勝した昨冬の福岡国際、2着で五輪切符を得た今夏の代表選考会前に重ねた40キロ走を軸に、五輪に向けたメニューを組む。同1月のニューイヤー駅伝や地元新潟の代表で走る都道府県対抗駅伝、同2月の丸亀ハーフマラソンでスピードも磨く。

 家業の建設会社で働く三男の風馬さんは聖火ランナーに当選し、同6月に新潟を走る。実業団のトーエネックで活動する次男の弾馬は、トラックで代表入りを狙う。「兄弟で五輪に臨みたい気持ちが強くなった」。札幌を駆ける長男の心に、さらなる闘志が宿った。

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