国立競技場ついにお披露目 安倍首相「世界最高のユニバーサルデザイン」

引用元:東スポWeb
国立競技場ついにお披露目 安倍首相「世界最高のユニバーサルデザイン」

 2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとして新たに生まれ変わった国立競技場(東京・新宿区)の竣工式が、15日に行われた。

 建設費の膨張で当初案が白紙撤回される混乱などもあったが、16年12月に始まった工事は36か月を経て先月30日に完成。総工費1569億円、収容6万人の「杜のスタジアム」が関係者らに初披露された。

 新たな「聖地」の誕生を祝う竣工式には安倍晋三首相(65)、橋本聖子五輪相(55)、小池百合子東京都知事(67)らが出席した。

 青いスーツで壇上に姿を見せた安倍首相は「世界最高のユニバーサルデザイン、自然環境との調和や日本らしさを兼ね備えたナショナルスタジアムとして本日ここに無事、完成を祝う日を迎えることができました」と晴れやかな表情であいさつ。

 さらに「来年の東京大会は夢と希望を分かち合う大会、誇れるレガシーを創出し日本の力を世界に発信する大会、我が国の未来を切り開いていく大会にしていかなければなりません。このスタジアムはまさにその舞台としてふさわしい。新しい時代、令和元年に完成したスポーツの新たな拠点がこれからの歴史を刻んでいくことを心より祈念いたします」と語った。

 また、小池都知事は「このフィールドを選手の皆さんが風を切って走り、そこに熱い声援を送る観客の皆さん。今からその姿が目に見えるようでございます」と笑顔で話した。

 同競技場は大会期間中は「オリンピック(五輪)スタジアム」の呼称となり、開閉会式や陸上競技などが実施される。新時代のスタジアムらしく、バリアフリーや暑熱対策など様々な工夫が施されている。屋根の内側の鉄骨フレームは木材で覆われ、木のぬくもりを感じることができる。

 南側の屋根の一部は二重ガラスになっており、太陽光が芝に当たるよう計算されている。3層に分かれたスタンドは1層20度、2層29度、3層34度と徐々に急こう配となり、各層の間は自然の風が吹き抜ける構造。日本スポーツ振興センター新国立競技場設置本部の高橋武男総括役は「風を取り込むことで不快な暑さを感じない」と胸を張る。

 なお、現時点で聖火台は設置されておらず、本番までの間に大会組織委が開閉会式用の一時的聖火台を設ける予定だ。

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