青学大・原晋監督、黒田朝日の日の丸プラン明かす「ファストパスでロス五輪に向かわす」/箱根駅伝

青学大・原晋監督、黒田朝日の日の丸プラン明かす「ファストパスでロス五輪に向かわす」/箱根駅伝

今月3日に幕を閉じた第102回箱根駅伝で往路復路ともに大会新記録を樹立し、史上初となる2度目の3連覇で9度目の総合優勝を飾った青学大が8日、東京・渋谷区の青山キャンパスで約1500人のファンを前に優勝報告会を行った。5区区間新記録で区間賞を獲得した黒田朝日(4年)は「箱根路では沿道からのたくさんの応援をいただいて、一人一人が追い風を受けて走れた」と感謝の思いを伝えた。

黒田は昨年2月の大阪マラソンで2時間6分5秒の日本人学生記録を樹立して6位に入り、来月1日の別府大分毎日マラソンで2度目のマラソンに臨む。箱根5区では区間2位に2分以上の大差をつける圧倒的な走りを見せたが、昨年2区を走った時と比べると「身体的にもスタミナがついてきているので、去年に比べると多少はまし」とケロリ。7日からジョグなどの練習を再開したといい、「大阪の時よりもいい順位を目標に走りたい」と冷静に語った。

卒業後には実業団のGMOインターネットグループに進むが、青学大を拠点に引き続き原晋監督の指導を受ける予定。GMOには青学大OBの吉田祐也が所属し、吉田は昨秋の世界選手権東京大会で日の丸を背負った。元日にはニューイヤー駅伝でも優勝と勢いに乗るチームだ。「吉田祐也さんが青学大拠点で練習していて、世界大会の舞台にも立っているのですごくいい目標。同じ環境で追いかける形でできたら」と青学大の長距離で初めて日本代表入りした先輩の背中を追う。

黒田を今後も指導していく原監督はベルリンマラソンなどで黒田にMGCファストパスの設定記録(2時間3分59秒)を狙わせるプランがあると明かし、「日本最高記録を狙わせたい。ファストパスでロス五輪に向かわす」と日本代表入りへの青写真を描いた。MGCファストパスは27年3月中旬までの期間中にワールドマラソンメジャーズなどの指定の大会で設定記録を突破した記録最上位の選手1名をロサンゼルス五輪代表に内定する制度。ベルリンは24年に池田耀平(花王)が当時日本歴代2位となる2時間5分12秒を出したこともある高速コースで、国内の冬のレースよりも五輪と時期が近いことから原監督は「ファストパスを勝ち取ってその流れでロス五輪でのメダルを狙っていく構造を作りたい」と野望を語った。