【上尾ハーフ】國學院・青瑠郁木が優勝「すごく考えたこの約2週間でした」全日本区間9位の雪辱を果たす

引用元:日テレNEWS NNN
【上尾ハーフ】國學院・青瑠郁木が優勝「すごく考えたこの約2週間でした」全日本区間9位の雪辱を果たす

上尾シティハーフマラソン大会が16日、埼玉県上尾市で行われました。例年好記録が続出する高速レースとしても知られ、今年も箱根駅伝を目指す多くの大学生ランナーが出場しました。

レースは、駒澤大学の桑田駿介選手(2年)が序盤から積極的に進めました。「(チームメイトの)谷中(晴)が丸亀ハーフで60分台を出しているので、同学年として自分も負けていられないし、負けたくないって気持ちがあったので60分台を目安に(タイムを)設定しました」と桑田選手はいいます。入りの5kmは14分36秒と記録を狙うには少しゆったりめでしたが、そこからペースアップし、高速レースを牽引しました。

一方で、桑田選手から少し距離をとり冷静にレースを進めていたのが、國學院大學の青木瑠郁選手(4年)でした。

「結構ハイペースで桑田君は押していましたが、自分は全日本(大学駅伝)が終わってからスピードを追うような練習をしていなかったので、自分の行けるペースをしっかりと守って走りました」

そう話す青木選手は先頭が見える位置でレースを進めると、16km過ぎには桑田選手とのマッチレースに持ち込みました。そして、「ラスト勝負に持ち込めば自信があった」という青木選手は、残り600mを切ってスパート。

「1回ちょっと休んでゴールが見えたらラストを頑張ろうと思ったんですけど、ゴールテープを張るのが遅かったので、(フィニッシュ点が分からず)"どこどこ?"と思って…。焦りました」

思わぬトラブルがあったものの、青木選手が逃げ切って優勝。フィニッシュタイムも、今年2月に丸亀でマークした自己記録を2秒更新し、1時間0分45秒の好タイムをたたき出しました。

青木選手は、11月2日の全日本大学駅伝でエース格が集まった7区を志願しながらも区間9位と振るわず、チームも大会連覇を逃し、悔しい思いを味わっていました。今回はその雪辱を果たすレース。「気持ち的にも落ちてしまって、副主将になってから自分に何ができているのかなって、すごく考えたこの約2週間でした。ここで流れをもたらすことが自分の役目だと思いました。監督からは『意地を捨てろ』と言われていて、全日本を優勝した駒澤大学さんの主力である桑田君に勝てたのは大きいと思っています」と自信を取り戻していました。

また、「最後は箱根駅伝でチームが勝つために何ができるのかを考えて、あと1カ月半をやっていきたい。希望としては1区から4区で、区間賞を狙いにいきたいなという気持ちがあります」と集大成の箱根駅伝に向けても意気込んでいました。

一方、2位の桑田選手も1時間0分48秒の好記録。青木選手に敗れはしたものの、高速レースを牽引し存在感を示しました。

「結果は2番という形で終わって悔しいのですが、今年のレースの状況を踏まえたら、やっと良いレースができたのかなって思います」

桑田選手もまた今シーズンは苦戦が続き、特に出雲駅伝では区間9位と力を発揮できず、2位から7位へと順位を落としてしまいました。さらに全日本は、チームは優勝したものの、そのメンバーに桑田選手の姿はありませんでした。それだけに、箱根駅伝に向けて弾みをつける走りになりました。