日体大の長距離競技会が16日、横浜健志台キャンパスで行われ、NCG男子5000メートルで増子陽太(福島・学法石川高3年)が日本人高校歴代3位となる13分27秒26を出し、日本人トップの4位となった。吉岡大翔(現・順大3年)が2022年の長野・佐久長聖高3年時に出した日本人高校記録(13分22秒99)には届かず、「日本高校記録を更新する目標で走ったが、ちょっと前の選手が自分が思っていたよりは抑え気味の走りになっていた。あまり自分の想定していなかったレース展開でちょっと焦ってしまった。そこの段階で高校記録は厳しいかと思ったが仲間たちや先生たちが応援してくださったので、今できることを、と思ってラスト振り絞った。自己ベストを更新できたのはよかったが、やっぱり高校記録が出せなくてちょっと悔しい」と話した。同組では同校3年の栗村凌も日本人高校歴代8位となる13分34秒38をマークした。
増子は昨年4月、この記録会で日本人高校2年生最高記録となる13分34秒60をたたき出し、同月のU20アジア選手権男子3000メートルで優勝。しかし、今夏まで半年ほど貧血に苦しみ、最後の全国高校総体(インターハイ)には行けなかった。7月の全校高校総体ではチームメートの栗村が3位に入った。自身が思うように走れない中、ライバルの活躍は「あのときは自分は陸上が頑張れない時期ですごいなという気持ちもあった。こいつに勝てるのかなというあきらめみたいな気持ちも当時あったが、一緒に練習する力が戻ってくるうちにこいつには負けたくないなという思いがあった。栗村は中学時代からのライバル。負けたくないなという思いがあって、今日もライバル意識を持って走った」と刺激になった。また、ほかのチームメートも「自分を走れるようにするためにジョグを誘ってくれたり。俺も強くなるから増子も頑張れよというように声掛けしてくれた」とエースをサポート。「今まではチームのエースとして支える側だったが、こうやって支えられる側になってからこのままではいけないなと思い、自分で変わろうというきっかけになった」という。食事や練習メニューを改善していき、力を徐々に力を取り戻していった。
「貧血中は悔しいなという気持ちでいっぱいだったが、貧血やけががあけてみて、あの経験があったから今このように走れているとすごく実感している。あの貧血もあのときはちょっときつかったが今思えば近道だったのかなと。あの経験があったからこそ都大路も頑張れるし、これからの大会も頑張れる」と増子。先月の日体大記録会では13分34秒84とそれまでの自己記録に迫るタイムをマークし、福島県高校駅伝1区(10キロ)では「あまり記録は狙っていなかった」というが28分20秒と衝撃的な区間記録をたたき出して完全復活をアピールした。
学法石川高・増子陽太、日本人高校歴代3位の13分27秒26!「高校記録が出せなくてちょっと悔しい」 日体大記録会/陸上
引用元:サンケイスポーツ


