「国歌流れる瞬間を一緒に感じたい」パラ陸上の佐々木が抱負 東京・代表内定

引用元:毎日新聞
「国歌流れる瞬間を一緒に感じたい」パラ陸上の佐々木が抱負 東京・代表内定

 来年の東京パラリンピック陸上女子400メートル(視覚障害T13)への出場が内定した東邦銀行の佐々木真菜選手(22)が14日、福島市の東邦銀行本店で記者会見した。同社陸上部から五輪・パラリンピックに出場するのは佐々木選手が初めて。

 佐々木選手はアラブ首長国連邦・ドバイで今月行われた世界パラ陸上選手権に出場。予選を全体2位で通過し、決勝では58秒38のタイムで4位に入った。

 佐々木選手は目が不自由なためゴール直後は順位がわからず、インタビューの時に内定基準(4位以内)を満たしたことを知ったという。「内定がうれしい気持ちはあったが、メダルを逃した悔しさが一番大きかった」と振り返った。

 東京パラリンピックでは金メダルを目標に掲げる。昨年のアジアパラ大会で優勝している佐々木選手は「表彰台の上で国歌が流れるあの瞬間を、県民の皆さんと一緒に感じられたら」と、自国での再現を誓う。

 佐々木選手は福島市出身。小学5年生の時に担任の勧めで陸上を始めた。高校時代に東京開催が決まり、中距離から、パラリンピックに種目のある400メートルに転向。2016年の入社後、4年足らずでタイムを6秒縮めた。

 400メートルは陸上競技の中でも特に過酷なことで知られるが、「確かに練習はきついが、負けず嫌いなので充実している」と話す佐々木選手。同社陸上部の川本和久監督は「最初はとてもパラに届くとは思えなかったが、これまでのペースで記録を伸ばせば、上位3人を一気に抜き去れる」と大会までの成長に期待している。【高橋隆輔】

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