田中希実、涙の決意「足元固めるレースに」 クイーンズ駅伝27日号砲

引用元:毎日新聞
田中希実、涙の決意「足元固めるレースに」 クイーンズ駅伝27日号砲

 「クイーンズ駅伝in宮城 第42回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」(日本実業団陸上競技連合主催、毎日新聞社、TBSテレビ、宮城県など共催、東京エレクトロン特別協賛)は27日、宮城県を舞台に24チームが争う。26日は監督会議が仙台市内であり、区間オーダーが承認された。

 今夏の世界選手権に3種目出場した注目の新人、田中希実(豊田自動織機)は1区(7・6キロ)で登場する。レース前日の記者会見では時折涙を流しながらも、実業団駅伝デビューへの決意を語った。

 田中以外の顔ぶれを見ても、有力チームは1区から勝負をかける。前半でどれだけ「貯金」を作るかも鍵になりそうだ。前回大会でチームの初優勝に貢献した佐藤早也伽(積水化学)、世界選手権代表の松田瑞生(ダイハツ)らマラソン勢に、トラックのエース格、萩谷楓(エディオン)が名を連ねた。田中の高校時代のライバル、和田有菜(日本郵政グループ)も入った。

 単独チームでの駅伝が全国高校駅伝以来となる田中は「不安はある」と本音をのぞかせた。今夏の世界選手権では3種目に出場。会見では「世界を見過ぎて、足元がぐちゃぐちゃになっている状態」と涙を流す場面もあったものの、「足元を固めるためのレースにしたい」と力を込めた。

 最長3区(10・9キロ)も豪華な顔ぶれ。東京オリンピック・マラソン8位入賞の一山麻緒(資生堂)に同代表の前田穂南(天満屋)、1万メートル日本記録保持者の新谷仁美(積水化学)、日本選手権1万メートル2連覇中の広中璃梨佳(日本郵政グループ)が激突する。

 新谷と広中は3区で初対決。新谷は「目標はわざわざ狙わなくても、一つ」と2連覇を宣言し、「広中選手とは面白いレースになると思う」と話した。広中は「新谷選手の背中を追いかけてタイムが良くなった。楽しんでいけたら」と語った。

 レースは午後0時15分、松島町文化観光交流館前をスタートし、仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台でフィニッシュする6区間42・195キロで争われる。【岩壁峻】