【陸上】走り幅跳び・秦澄美鈴が大会新でV「力が入りにくい。心がしんどい」不調乗り越え

【陸上】走り幅跳び・秦澄美鈴が大会新でV「力が入りにくい。心がしんどい」不調乗り越え

 ◇全日本実業団対抗陸上選手権第2日(2022年9月25日 長良川競技場)

 女子走り幅跳びが行われ、世界選手権代表の秦澄美鈴(シバタ工業)が日本歴代4位で自己ベストとなる6メートル67をマークして優勝した。

 2本目で6メートル41を跳び、少しずつ記録を伸ばしていった秦。追い風1・6メートルで迎えた最終6本目で大会新記録ともなる6メートル67を跳び、これまでの自己ベストから2センチ更新した。

 決勝に進めなかった7月の世界選手権後は2週間、完全休養。8月20日のナイトゲームズイン福井で優勝した後は約1カ月間にわたってトレーニングを重ねてきたが、まだ完全に復調したわけではない。

 「福井の時はそんなに調整せずに挑んで、そこから1カ月ぐらい、練習する期間をつくれた。ただ、やっぱり世界選手権が終わってからは力が入りにくいとか、心がしんどいなとか不調もあったので。そういうのと、自分の体調とを見ながら練習を積んできました」

 この日は自分が動きやすい走りや跳びを実践。かつ風などのコンディションも安定していたため、本数を重ねても足を合わせやすかったという。06年に池田久美子が出した日本記録(6メートル86)にも徐々に迫っており、手応えもつかんでいる。

 「今日は、4本目とかが凄く浮いたんです。空中を持て余して、そのまま落ちて6メートル63だったので。そこをもう少し突っ込んで入れたら、あの跳躍で、もっといけたのかなというのがあった」

 高校から陸上を始め、走り幅跳びに専念するようになったのは大学卒業後。まだまだ伸びしろたっぷりな26歳が、さらなる高みを目指す。