二岡康平、月間1100キロ走り込み 中電工初優勝の立役者に

引用元:毎日新聞
二岡康平、月間1100キロ走り込み 中電工初優勝の立役者に

 来年元日の第66回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝、群馬)の予選を兼ねた第60回中国実業団対抗駅伝競走大会が14日、広島県で行われ、中電工が4時間1分43秒で初優勝を果たした。

 エース区間の6区を任された中電工の二岡康平が、トップとの1分35秒差をひっくり返す快走で初優勝の立役者となった。原動力は、月間1100キロに及ぶ豊富な走り込みと、新人選手から受けた刺激だ。

 たすきを受けて一気に飛ばしたつもりだったが、「下りの区間なので、想定よりだいぶ遅かった」。それでも前を行くJFEスチールの新人・岩崎大洋を懸命に追い、中間点で差を半分ほどに縮めた。「沿道からタイム差を聞いて、がぜん気持ちが盛り上がった」。ペースを上げて岩崎を捉えると、逆に37秒差をつけてアンカーの岡原仁志につないだ。

 2019年の世界選手権マラソン代表の実力者だが、チームの新人で1区を走った三ツ星翔に大きな刺激を受けている。9、10月のトラックレースで相次いで敗れ、「入社後、後輩に負けたのは記憶にない」とショックを受けた。12月5日の福岡国際マラソンに出場を予定していることもあり、10月は計1100キロを走り込んだ。「足は常に痛い。走れない痛みになるまでは、ひたすら我慢です。昭和のランナーみたいでしょう」と笑う。

 松長信也監督は「苦しいレースだったが、優勝した以上に得るものが多かった。二岡自身にとっても大きい」と目を細める。8位入賞を目標に掲げるニューイヤー駅伝でも、エースの力走で中国王者の存在感を示すつもりだ。【伝田賢史】

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