山本篤の義足はメイド・イン・ジャパン 直前に変更決断

山本篤の義足はメイド・イン・ジャパン 直前に変更決断

 4大会連続のパラリンピックとなる義足選手の第一人者、山本篤が28日、男子走り幅跳び(義足T63)で国産義足を装着してメダルに挑んだ。大会直前に、ほぼ全ての選手が使用する海外2社の義足から切り替える決断をした。

 パラ陸上界の競技用義足は、オズール社(アイスランド)、オットーボック社(ドイツ)の老舗義肢装具メーカー2社が世界を席巻。国内外のほぼ全ての選手が使用する。

 山本もこれまで主に2社の義足を着けていた。しかし、今大会まで1カ月を切ってから、国内メーカーに切り替える決断を下した。

 使用するのは、地球快適化インスティテュート(東京都千代田区)製。同社は産学の総力を挙げて開発に取り組んでいる。これまで女子走り幅跳びの前川楓と協力しながら、理論的に最適な形状を作り上げてきた。今年7月には、前川に加えて山本も開発や技術開拓のパートナー契約を結び、同社製の義足を試してきた。

 義足を替えると、パラのトップアスリートでも時間がかかると言われるが、1回目でいきなり自己ベスト(6メートル70)に迫る6メートル62を記録した。(松本龍三郎)

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