大迫傑ラストレース発表 早大時代の恩師、渡辺康幸監督「彼らしい決断。最後、自分のために走ってほしい」

引用元:スポーツ報知
大迫傑ラストレース発表 早大時代の恩師、渡辺康幸監督「彼らしい決断。最後、自分のために走ってほしい」

 東京五輪男子マラソン日本代表の大迫傑(ナイキ)が29日、自身のツイッターで、東京五輪を現役ラストレースにすると発表した。「8月8日のマラソンを現役選手としてのラストレースにします。それは、出し切るため。もう半歩、目標に近づくため。「走る」その究極にシンプルなことに、純粋に向き合う。全編はYouTubeにUPしてます。こんなゴールがあったっていい。」(原文まま)とつづった。

 大迫の早大時代の恩師で、現在は住友電工の渡辺康幸監督は、大迫のラストレース発表について「つい先ほど聞きました。びっくりしましたね。でも、彼だったら、あり得るし、彼らしい決断でしょう。3年後にパリ五輪がある、というような逃げ道をつくりたくなかったのでしょう」と話した。

 渡辺監督は、早大時代の大迫の良き理解者だった。大迫は主将を務めた4年時、最後の箱根駅伝の直前に海を渡った。2013年11月下旬から同12月20日まで約1か月もチームを離れ、米国オレゴン州ポートランドを拠点とする「ナイキ・オレゴン・プロジェクト」でトラック練習を積んだ。渡辺監督は、箱根の山よりはるかに高い山を目指す大迫に対し、1か月の米国留学を認めた。というより、勧めた。結果的に14年1月の箱根駅伝では1区5位と本来の実力を発揮できなかったが、渡辺監督は一切、責めることはなかった。

 それから7年。今も渡辺監督は、大迫を温かく見守っている。

 「大迫は学生時代からストイックに競技に向き合ってきました。今回も、体を削るような、ぎりぎりの攻めた練習を積んできたと聞いています。大迫のラストレースを、私はただ応援するだけです。最後のレース、ただ自分のために走ってほしい」

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