東北福祉大、部員12人も「まとまりでは負けない」…全日本大学駅伝3日号砲

引用元:スポーツ報知
東北福祉大、部員12人も「まとまりでは負けない」…全日本大学駅伝3日号砲

 全日本大学駅伝対校選手権は3日、名古屋市の熱田神宮西門前―三重・伊勢市の伊勢神宮内宮宇治橋前までの8区間106・8キロで行われる。東北からは東北福祉大が7年ぶり11度目の出場。部員は12人と少数ながら、9月の東北地区予選会(北上)では、全国高校駅伝の出場経験がある三條拓士(3年)らの好走で東北学院大を逆転した。7年ぶりとなる大舞台で、全国の強豪を相手に自らの誇りをぶつけ、更なる成長につなげる。

 待ちに待った舞台がようやくやってくる。最下位の25位に終わった2012年大会から7年を経て、東北福祉大が伊勢路に戻る。16キロ走4人と10キロ走4人の合計タイムで争われた9月の東北地区予選会では、後半の10キロで東北学院大を18秒差逆転し、全国切符を獲得。チーム唯一の4年生、松田健汰主将は「ずっと目標にしてきた大会。久々に出られることができて本当にうれしい」と笑みを浮かべた。

 長距離部員はわずかに12人。全国の強豪校と比べると戦力不足は否めない。それでも松田主将は「後輩としっかりコミュニケーションを取ってきた。チームのまとまりでは負けていないと思う」とチーム方針も含めてメンバーが“ONE TEAM”となって練習や大会に取り組んできた。

 全員が東北の高校出身。その中で数少ない全国経験者が三條だ。仙台育英高で2、3年時に都大路を経験。関東の大学からも勧誘を受けたというが、冠木(かぶき)雅守監督(38)から「一緒にこっちで勝負をしよう」と声をかけられ「東北からでも全国と勝負はできる」と地元で進学。予選会では10キロ1位で本戦出場となった立役者は「今回の結果で、自分にとっても福祉大にとっても将来へのビジョンが生まれる。厳しくても次につながるレースがしたい」と意気込んでいる。

 全日本大学女子駅伝(10月27日)で過去最高タイの14位となった女子チームの存在も発奮材料だ。4年生で走ったのは古川恵里1人で、タイム計測などのサポートをした松田も「努力している姿を見てきたのでレース後は感動した。今度は自分たちが感動を与えるレースをしたい」と決意を見せる。2003年から10年連続で出場し、04年には過去最高の15位に入った東北の雄。7年ぶりの伊勢路で成長へとつなげるレースを見せる。(遠藤 洋之)


 
◆大会展望
 27チームが参加。10月の出雲駅伝で上位に入った国学院大、駒大、東洋大、東海大、青学大の5校は、高いレベルで力が拮抗している。1日に発表したエントリーリストでは、各校ともにエースクラスを補欠登録しているだけに、各監督が区間変更でどのように配置してくるかによって順位が大きく変動する。東京国際大、明大、早大、日体大、城西大の5校は、10月26日の箱根駅伝予選会から2週連続のレース。予選会を経験した主力選手には少なからずダメージも残っている。一方、立命館大は出雲で6位に入ったメンバーが全員登録。再び上位に食い込んでくる可能性はありそうだ。

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