2024年パリ五輪へ照準 陸上男子5000 日本高校記録の石田洸介が抱負 春に強豪・東洋大へ進学

引用元:上毛新聞
2024年パリ五輪へ照準 陸上男子5000 日本高校記録の石田洸介が抱負 春に強豪・東洋大へ進学

 陸上男子5000メートルの日本高校記録を持つ石田洸介(東京農業大学第二高)が今春、2024年のパリ五輪出場を目指して男子長距離の強豪東洋大に進学する。スーパー中学生として、鳴り物入りで地元福岡から群馬県の農大二高に入学して3年。挫折を味わいながらも数々の出会いに支えられ、大きく成長を遂げた。「世界で戦える選手になりたい」と新天地での活躍を誓う。

◎福岡から単身 群馬の農大二高に 「上を見てがむしゃらに」

 「苦しいことの方が多かった」。そう高校3年間を振り返る。昨年こそ16年間破られていなかった5000メートルの日本高校記録を2度更新するなど飛躍したが、なかなか納得のいく結果を残せなかった。特に1年時はインターハイ、全国高校駅伝ともに出場を逃した。3種目で日本中学歴代最高記録を残した中学時代の自分と比べ「走ることを辞めたい」と思う日もあった。 そんな石田を支えたのが城戸口直樹監督。どんなときでも焦らず、前向きに見守り続けた。恩師について「先生と出会わなければ、どうなっていたか分からない。何でも正直に話せる存在。とにかく(先生は)ポジティブで、落ち込みやすい自分の考え方が少しずつ変わった」と語る。

 練習の前後や昼休み、遠征の移動中など、数え切れないほど話をして、考えを擦り合わせながら目標に向かった。昨年7月に男子5000メートルの日本高校記録を樹立。「あんなにうれしそうな城戸口先生を見たことなかった」と笑顔で振り返る。 男子マラソンと5000メートルの日本記録を持つ大迫傑(ナイキ)との出会いも、城戸口監督がつないだ縁の一つだ。昨夏、大迫が主催する合宿に高校生で唯一参加。全国高校駅伝で優勝を目指す自チームとの兼ね合いで、参加を迷っていたが、城戸口監督に後押ししてもらった。 合宿では、世界で戦う大迫と過ごし「視野が広い。自分のやってきたことがちっぽけに思えた」と刺激を受けた。過去の自分や追われる立場を意識するのではなく「上を見ることが大切」と気が付いた。

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