箱根駅伝7位の順天堂大 清水颯大主将が6区区間2位、仲間のために走り最後に流したうれし涙

引用元:4years.
箱根駅伝7位の順天堂大 清水颯大主将が6区区間2位、仲間のために走り最後に流したうれし涙

今年の箱根駅伝で順天堂大学は総合7位となり、2年ぶりにシード権を獲得した。長門俊介監督が「もうちょっといけたのかなという思いはありましたけど、今の実力的にはそれ相当の順位」と言うにはわけがあった。ベストメンバーで挑めなかったからだ。主将の清水颯大(4年、洛南)は昨年12月の段階で、副将の矢野直幹(4年、比叡山)を思う気持ちから「6区を走りたくない」と長門監督に意見をしていたという。それでも最後はチームのために自身3度目となる6区を走る決意をし、自分を支え続けてくれた矢野の思いを背負い、最後の箱根駅伝に挑んだ。

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チームエントリー発表前夜、野口の疲労骨折が判明

前回大会で14位だった順天堂大は箱根駅伝予選会にまわり、上位10人が全員63分以内で走る強さを見せつけて1位通過を果たした。今シーズンは新型コロナウイルスの影響で様々な大会が中止・延期になり、ハーフマラソンを走る機会が限られていた。その中で予選会を経験できたことはチームの強みとなり、また、一皮むけるきっかけになったと長門監督は言う。更に、その2週間後にあった全日本大学駅伝では8位で14年ぶりにシード権を獲得。チームは自信を深め、箱根駅伝に向けて動き始めた。

しかしエントリーメンバー提出前日の12月9日夜、4区を任せようと決めていた野口雄大(4年、市柏)に対し、トレーナーから画像診断をしてもらった方がいいという進言があった。翌10日すぐに病院で診てもらった結果、疲労骨折が発覚。急きょ、野口を外したエントリーメンバーに差し替えた。

清水は野口が最後の箱根駅伝に向けて調子を上げていたことを知っていただけに、自分のことのように動揺してしまったという。「自分だったら落ち込むなと思ったんです。あいつは気持ちの上げ下げが大きいんで、自分がちゃんとケアしないとって」。しかし野口はあまりいつもと変わりのない様子だった。「みんなに迷惑をかけないように、落ち込んだ姿を見せないようにしていたんだと思うんです。あいつもこの4年で、人としても成長しているんだなと思いました」次ページは:矢野からの後押しを受け、6区を走ると決意

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