「絆大作戦」で箱根駅伝2年連続6度目の優勝を狙う青学大5年生の竹石尚人が5区と8区を熱望

引用元:スポーツ報知

 第97回箱根駅伝(来年1月2、3日)で2年連続6度目の優勝を狙う青学大が14日、今大会に向けてオンラインによる壮行会と会見を行った。例年であれば東京・渋谷区の青山キャンパス内のガウチャー記念礼拝堂で壮行会と会見が行われるが、今回は新型コロナウイルス感染防止対策として、練習拠点としている相模原市のキャンパスからのオンライン開催となった。

 青学大の箱根駅伝前の合同会見では選手登録された16人が希望区間を表明することが恒例。今回も16選手が箱根駅伝にかける思いを明かすと同時に原晋監督(53)にアピールした。

 前回大会直前で左ふくらはぎを故障し、登録メンバー入りを辞退したことで、留年し、もう一度、箱根駅伝に挑戦することを決めた実質5年生の竹石尚人は「希望区間は5区と8区です」と言葉に力を込めて話した。

 前々回大会で岩見は4区15位、竹石は5区13位と苦戦し、青学大が5連覇を逃す要因となった。「岩見は4区、竹石は5区でリベンジしてほしい」と原監督は区間配置の構想の一案を明かす。竹石は5区に加え、8区出陣を熱望。前回大会は8区で区間記録と36秒差の区間2位と好走し、V奪回に貢献した岩見は「任された区間で頑張ります」と話した。

 学生3大駅伝前に「大作戦」を発令することを恒例としている原晋監督(53)はコロナ禍の中、行われる今大会に向けて「絆大作戦」を発令した。

 「今年、コロナ禍に見舞われ、多くの人々が故郷の家族や仲間、彼女や彼氏と会いたくても会えない状況になってしまった。大学駅伝界でも出雲が中止になった。全日本も箱根もなくなってしまうかもしれない、と学生は不安になる時もあった。そんな中でも、4年生が中心になり、下級生を鼓舞しながら、チーム一丸となって、厳しい練習に耐えてきた。学生の頑張りを目の前で見てきた指導者としては箱根駅伝が開催されることは本当にありがたい。駅伝の原点である絆を大切して臨みます。目標は完全優勝です」と大作戦命名の意図と今大会にかける思いを明かした。

 各選手の希望区間や抱負は以下の通り。カッコ内は学年、出身高校。

岩見秀哉(4年、兵庫・須磨学園)「4年間で一番、練習できています。任された区間で頑張ります」

神林勇太(4年、熊本・九州学院)「1区を走って優勝に貢献したい」

新号健志(4年、秋田中央)「今回が最後。これまでやってきたことの全てを発揮したい。9区で安定感があり、かつ攻めの走りをしたい」

竹石尚人(4年、大分・鶴崎工)「これまで支えてくれた方々に走りで感謝したい。希望区間は5区と8区です」

松葉慶太(4年、静岡・浜松日体)「区間賞を獲得し、チームの優勝に貢献したい。希望区間は5区以外です」

吉田圭太(4年、広島・世羅)「最後の学生駅伝を終わって終われるようにしたい。勇気と感動を届けられるように頑張ります。希望区間は往路です」

飯田貴之(3年、千葉・八千代松陰)「今季はうまくいかないこともあったが、ここにきて戦える状態まで上がってきました。1、2年時は区間2位だったので、今回は区間賞で優勝に貢献したい。希望区間は5区です」

高橋勇輝(3年、長野日大)「16人に入ってホッとしていますが、満足することなく、走って優勝に貢献したい。希望区間は9区です」

湯原慶吾(3年、茨城・水戸工)「ベストな状態で臨み、1区で区間賞を獲得したいと思います」

大沢佑介(2年、群馬・樹徳)「秋から調子が上がってきました。10区を走って優勝のゴールテープを切りたい」

近藤幸太郎(2年、愛知・豊川工)「1人でも多くの方に元気を与えられる走りをしたいと思います。希望区間は6区です」

中倉啓敦(2年、愛知)「前回は16人の登録メンバーに入りましたが、走ることはできませんでした。今回こそ走ってチームに貢献したい。希望区間は6区です」

中村唯翔(2年、千葉・流通経大柏)「10区を走って、青学大2年連続優勝のゴールテープを切りたい」

横田俊吾(2年、福島・学法石川)「この1年積み重ねた全てを出し切りたい。下りが得意なので6区を走りたい」

脇田幸太朗(2年、愛知・新城東)「区間賞を狙って6区を走りたいです」

佐藤一世(1年、千葉・八千代松陰)「今まで支えてくれた方々に感謝して走りたい。希望区間は1区です。都大路(区間賞を獲得した昨年全国高校駅伝1区)のような走りをしたい」

 箱根駅伝は例年12月10日に16人が選手登録され、29日に1~10区の選手登録と6人の補欠登録が行われる。往路(2日)、復路(3日)ともにスタート時間(午前8時)の1時間10分前の午前6時50分に当日変更が可能。ただ、変更は区間登録選手と補欠選手の入れ替えだけで区間登録選手の変更はできない。前回まで交代は4人だったが、今回から6人に拡大された。一日に交代できる枠は4人まで。

報知新聞社

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