青学大「5年生」竹石尚人は8区登録 エース吉田圭太は補欠温存 全日本大学駅伝エントリー

引用元:スポーツ報知
青学大「5年生」竹石尚人は8区登録 エース吉田圭太は補欠温存 全日本大学駅伝エントリー

 学生3大駅伝の今季開幕戦となる全日本大学駅伝(11月1日、名古屋市熱田神宮西門前~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前=8区間106・8キロ)の区間登録が29日、締め切られ、2年ぶり3度目の優勝を狙う青学大は2~6区に5区間連続で学生3大駅伝未経験のフレッシュな戦力を登録した。主将の神林勇太(4年)はエース区間の7区、実質「5年生」の竹石尚人(4年)は最長の最終8区に登録された。エースの吉田圭太(4年)は補欠登録で温存。レース当日の区間変更を含めて青学大の戦いぶり注目される。

 大学駅伝界の王者、青学大は、ほぼ万全の態勢で伊勢路に挑む。「選手全員が仕上がっていますよ。2区から6区まで5人は学生3大駅伝デビュー戦になります。神林、竹石は安定している。エース吉田は温存しました。さて、何区を走りますかね」と原晋監督(53)は区間配置に自信を見せた。

 全日本大学駅伝は18年大会から区間割りが大きく変更された。8区間と106・8キロの総距離は従来と同じだが、最終8区を除く7区間の距離が変わった。1区が最短の9・5キロで、2区から6区まで11・1キロ~12・8キロのスピード区間。7区が17・6キロ、8区が従来通り最長の19・7キロとロング区間となった。「先手必勝」が駅伝の定石だが、終盤2区間の距離が全体の35%を占めるため、区間配置は難解。各監督の腕の見せ所となる。出場25校は29日まで8区間と補欠5人を登録し、大会当日朝に3人以内の補欠選手を任意の区間に投入できる(区間登録された選手の区間変更は認められない)。

 直近3年の学生3大駅伝9戦で優勝4回、2位3回。今年の箱根駅伝から年度をまたいで連勝を狙う青学大は現時点で穴は見当たらない。昨季の出雲駅伝、全日本大学駅伝で1区を務め、無難にタスキをつないだ湯原慶吾(3年)を1区に登録。2区の近藤幸太郎(2年)、3区の中村唯翔(2年)、4区の高橋勇輝(3年)、5区の横田俊吾(2年)、6区の山内健登(1年)といずれも出場すれば学生3大駅伝デビュー戦となる上り調子の選手が登録された。

 潜在能力未知数の新戦力の後は7区に神林、8区に竹石の最上級生が構える。さらに、エースの吉田圭太、主力の岩見秀哉、昨年の全国高校駅伝1区10キロで日本人最高記録の28分48秒で区間賞を獲得した即戦力ルーキー佐藤一世らが補欠に控え、当日変更で投入される可能性が大きい。

 青学大の一番の強みは分厚い選手層だ。3日に東京・町田市の町田ギオンスタジアムで行われた国士舘大長距離競技会男子5000メートルでは、青学大新記録の13分37秒34をマークした吉田を筆頭に11人が学生トップクラスとされる13分台で走破した。

 また、同日に行われたTBS「オールスター感謝祭」名物企画のミニマラソン約4・25キロでは竹石が出場し、11分45秒の好タイムで走り切った。2、3年時に箱根駅伝5区に出場した竹石は4年時の昨年12月に左ふくらはぎを故障し、登録メンバー入りを辞退。その時に留年して、もう一度、箱根駅伝に挑戦する決意を固めた。登録上は「4年」ながら、実質、5年目の駅伝シーズンにかける思いは強い。アンカーは適任といえる。

 例年であれば、学生3大駅伝開幕戦となる出雲駅伝(10月)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止。変則的に今季の開幕戦となった全日本大学駅伝は感染拡大防止のため“新様式”で開催される。例年、オープン参加している日本学連選抜と東海学連選抜は編成されず25校が出場。チームエントリーの選手登録は例年より3人増の16人。開会式、閉会式は実施されず、走り終えた選手の収容バスは例年のようにゴールには向かわず名古屋方面に戻るなど、あくまでレース本位の形で、駅伝ファン待望の開幕戦が行われる。大会主催者は「新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、コース沿道での観戦、応援をお控えくださいますようお願いいたします」と呼びかけている。

 今年の箱根駅伝で2年ぶり5度目の優勝を果たした青学大、全日本大学駅伝で2年連続3度目の優勝を狙う東海大、学生3大駅伝で単独最多の22勝目を目指す駒大の「3強」が優勝争いの中心となりそうだ。さらに今季は戦力充実の明大、箱根駅伝予選会(10月17日、東京・立川市)で堂々のトップ通過を果たした順大の躍進も期待される。

 青学大の区間登録、補欠登録の選手は以下の通り。

▽1区(9・5キロ)湯原慶吾(3年)

▽2区(11・1キロ)近藤幸太郎(2年)

▽3区(11・9キロ)中村唯翔(2年)

▽4区(11・8キロ)高橋勇輝(3年)

▽5区(12・4キロ)横田俊吾(2年)

▽6区(12・8キロ)山内健登(1年)

▽7区(17・6キロ)神林勇太(4年)

▽8区(19・7キロ)竹石尚人(4年)

▽補欠 吉田圭太(4年)、岩見秀哉(4年)、新号健志(4年)、松葉慶太(4年)、佐藤一世(1年)報知新聞社

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