【今年も輝く杜の華】(2)中大ルーキー風間歩佳「自分が引っ張る」

引用元:スポーツ報知
【今年も輝く杜の華】(2)中大ルーキー風間歩佳「自分が引っ張る」

◆全日本大学女子駅伝対校選手権(25日、仙台市・弘進ゴムアスリートパーク仙台―仙台市役所前市民広場=6区間38.1キロ)

 全日本大学女子駅伝対校選手権は25日、仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台―仙台市役所前市民広場の6区間38・1キロで行われる。今回はオープン参加の石巻専大を含め25校が出場。スポーツ報知では注目校を3回にわたって紹介。第2回は2年連続29回目の出場となる中大。

 中大は今春、7人のルーキーを迎え入れた。その一人で、昨年の東日本女子駅伝で1区を走り優勝に貢献した千葉・成田高出身の風間歩佳は、「自分がレースを引っ張る」と、初の大学駅伝に意気込んだ。

 9月、今大会の4枠を争った関東地区予選は3組の5000メートル合計タイムで行われた。2組終了時5位だった中大は、最終組の加藤礼菜(1年)と風間がラスト1周で加速し、ワンツーフィニッシュの快走を見せた。全体でも2、3位の好記録。逆転でラスト4校目に滑り込み、チームは歓喜の涙に包まれた。

 風間は昨年末に左すねを負傷。大学入学後もけがは長引き、練習を横目で見ながら悔し涙をこぼす日もあった。母のような「温かい存在」という鈴木智香子監督やチームメートに励まされ、歯を食いしばって前だけを見てきた。

 7月から徐々に練習に合流し、9月の日本学生対校選手権5000メートルで8位入賞。調子は上向きだ。「けがを乗り越えられたのはこのチームだったから。みんなと杜(もり)の都を突っ走りたい」と、揺るぎない思いを秘める。

 マネジャーの古田朱里(4年)も強い気持ちで臨む。昨年までランナーとして、今大会の上位12校が出場できる12月の富士山女子駅伝を目標にしてきた。だが、3年前、昨年もともに19位。悔しさが残るまま、負傷の影響で転向した。選手でかなわなかった夢を、「みんなが連れていってくれると信じている」と、仲間に託す。

 登録10人のうち1年生が7人を占めるのは出場校で最多タイ。パワフルなルーキーとチーム一丸になった中大がフレッシュな風を巻き起こす。(小口 瑞乃)

 ◆中大 1885年、英吉利法律学校として創立。陸上部は1920年、同女子部は51年に創部。全日本大学女子駅伝は第1回(83年)から出場し、今回が2年連続29回目。89年、93年に優勝。女子長距離部員は10人。主なOGは2019年ユニバーシアード1万メートル銀メダルの五島莉乃(現・資生堂)ら。報知新聞社

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