【陸上】新谷仁美が語る1500m、ハーフへの挑戦の理由「苦手なところを埋めていかなければ勝負にならない」

引用元:BBM Sports
【陸上】新谷仁美が語る1500m、ハーフへの挑戦の理由「苦手なところを埋めていかなければ勝負にならない」

ナイキジャパンが三井不動産レジデンシャルと共同で、すべてのアスリートが気軽にスポーツを日常化できて、コミュニティと共に新たな体験を生み出すスポーツパーク「TOKYO SPORT PLAYGROUND SPORT × ART」を10月10日、豊洲にオープン。10月13日には、メディア内覧会および陸上界からは新谷仁美(積水化学)をゲストにオープニングイベントを行った。その新谷にTOKYO SPORT PLAYGROUND SPORT × ARTの印象、今季のここまでと12月に控える日本選手権についても聞いた。

私だったらスピード練習で使いたい

ゆりやんレトリィバァさんとTOKYO SPORT PLAYGROUND SPORT × ARTのトラック走る新谷選手(左) 写真提供/Nike――TOKYO SPORT PLAYGROUND SPORT × ARTの印象は?

新谷:上から見たときに本当に今の時代に合ったカラフルで未来感のあるパークだなと思いました。こういったトラックは経験したことがないので、今日ここに来れて楽しみです。

――この「コルテッツ トラック」では、どんな練習がしたいですか。

新谷:私だったらスピード練習で使いたいなと思いました。(台形のトラックで)コースが外レーンと中レーンで違うところがあるので、すごくスピードが出しやすいのではないかと。室内種目だとそういうトラックもありますが、私はまだ室内トラックの試合を経験したことがないので、違った感じで楽しめるのかなと思います。(高低差もあるので)スピードが出やすいトラックなのかな、というイメージです。――9月の全日本実業団(5000m14分55秒83=日本歴代2位をマーク)から約1カ月、どんな日々を過ごされていましたか。

新谷:緊急事態宣言下のときよりは生活面でも普通に過ごしています。感染予防をしながら普段どおりの練習ができています。駅伝や12月の選考会(日本選手権)があるので、練習は継続してできています。

――今季のことを振り返って、7月の東京選手権で1500m(4分21秒77)に出場された意図は?

新谷:ハーフマラソン(1月のヒューストン・ハーフ、1時間06分38秒=日本記録)と同じように、5000mや10000mにつなげるための1500mです。私が引退する前は10000mに強い選手が長距離を勝っていたんですが、復帰後からは世界的に見ても中距離選手が10000mや5000mを勝っています。時代に合ったやり方でしか私が望む結果が出ないというのは、ドーハの世界選手権でも感じていたので、そこを横田(真人)コーチと話し合い、苦手な部分を埋めることで、10000mや5000mにつなげようと。

――ドーハ世界選手権ではでシファン・ハッサン(オランダ)選手が1500mと10000mで優勝しています。

新谷:ハッサンだけじゃなく、コロナ期間が明けてからも中距離選手が10000mや5000mで好記録を出しています。もちろん、1500mの記録が10000mや5000mの結果につながるかは、大会にならないと分からないですし、レース展開にもよりますが、記録を出す上では、中距離的なところ、私が苦手なスピードだったりラストスパートは、今の私だったら勝負にならないというのは重々分かっているので、そこを埋めていかなければいけません。いつまでも「嫌」「できない」と言っている場合ではないので、身に付けられる部分は身に付けていきたいと思い、1500mに出ました。

――ハーフマラソンに出たのも同じ意図でしょうか。

新谷:正直なところ、嫌ですよ。マラソンも、ハーフマラソンも、何なら10000mも走りたくないです(笑)。でもやっぱり、仕事として自分が結果を求めるのであれば、苦手なところを埋めていかなければ勝負にならないというのは現実的に自分が一番理解しているので。自分の中では今は一番最高の環境でできているので、それを埋められると思ってやっています。次ページは:日本選手権は10000m本命で行きます

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